マンジェリコンは沖縄の薬草でブラジルへ移住したうちなんちゅが持ち帰ったものであるといわれております。沖縄では昔から糖尿病の人や調子が悪い人がいたときに使用する民間療法の薬草として庭先に植えられてきました。アットモアではその薬効に注目し、様々な研究調査を行ってきました。その際に被験者の方々からお酒に対して(厳密には二日酔いに対して)効果があるとモニターの皆様より意見を頂戴しました。
そこで今回はマンジェリコンがなぜ、お酒に対してよい効果を持っているのか説明させていただきます。
1.マンジェリコンの中に含まれるカリウム
まず、マンジェリコンに多く含まれている成分の一つにカリウムが存在します。カリウムは体内に存在するもっとも多いミネラルの1種で内臓や筋肉細胞の中に多く存在しています。
様々な栄養機能を持つカリウムですが今回注目する機能はナトリウム(塩)とのバランスを取る機能です。
調整を取るとはすなわち体の中の塩分量を一定に保つ働きをします。つまりは尿排出を促すということです。お酒はアセトアルデヒドに分解され最終的には二酸化炭素と水に分解され体外に排出されます。カリウムを摂取すると尿排出が促されるため体内の毒素を排出する機能が促進されます。
二日酔いとは体の中にアルコール分が翌日も残っていることを指しますので、マンジェリコンを飲んでいると有効成分の一つであるカリウムが体内の水分を排出を促進しアルコールを体外へ排出してくれます。
注意が必要な人も
さて、マンジェリコンはカリウムを多く含んでいるという話をさせていただきましたが人によっては注意が必要な方もいらっしゃいます。前述したとおり、ナトリウムとカリウムは相互によって調整されています。その調整を行っているのは腎臓です。
腎臓は、ナトリウムを再吸収し、カリウムを排泄することで体内の電解質バランスを維持します。腎臓が正常に機能しない場合、このバランスが乱れる可能性があります。
ほとんどの方は問題ないかと思いますが健康診断で尿中クレアチニンや尿中タンパク質の数値に異常がある方は腎臓が正常に動いていない可能性がございますのでかかりつけ医と相談の上、お試しください。
2.マンジェリコンの中に含まれる様々なポリフェノール
マンジェリコンの中には様々なポリフェノールが含まれることが分かっています。
その中でもチコール酸はマウスを使用した海外の実験で、アルコールの誘発性脂肪症を軽減する可能性があることを示唆しています。マンジェリコンにはその他にも様々なポリフェノールが含まれており、複合的な要因で私たちの体に様々な健康効果を与えます。
最後に
沖縄には「命の薬」と書いて「ぬちぐすい」と呼ばれる言葉があります。楽しいことや美しい景色、おいしい料理などによって心と体に元気があふれていることを指す言葉です。
マンジェリコンは他にも機能成分であるオイゲノールやチコリ酸を含んでおり、
肝機能(酒耐性)だけでなく糖尿病や血圧抑制にも効果があると注目しております。
特に沖縄県民は泡盛などお酒をよく飲みます。マンジェリコンはそんな沖縄の先人たちが残した島の宝です。是非、一度お試しください。